COLUMN

正しい!大人のバンド生活
1. アンコール演奏のコツは?
 
 アンコール。。。。。。魅惑的な言葉である。思わぬアンコールがあれば、ミュージシャンは
陶酔の面持ちであろう。
 しかし、たいていのアンコールは筋書きが決められているのが現実である。
このアンコールという言葉、元々はフランス語だったのが英語に侵入した単語で、手許の
事典(オックスフォード英英辞典第5版,1997年)を見ると、call out by audience to ask for
a further performance of sth.by sb.(*)) とある。
つまり、「更なる演奏を求める観衆に呼び出される」というのが本来の意味である。
アマチュア・バンドでよくありがちなステージに立ったままアンコールを待つのは本来おかしいということになる。本来は。。。ですヨ。
とは言っても、ポップスで、しかもアマチュアで、おもむろに一度退場し、戻ってきて、その間、それなりに見た目に格好がつくにはかなりの修行が必要だろう。そもそも、もしアンコールのアの字もなかったら、その後をどう始末したらよいか困ってしまう。やはり、大人のアマチュアとしては、バンドの初期段階では前もって「アンコール風の曲」を組み込んでおくのが得策であろう。
そして、技術的にも見た目のパフォーマンス的にもレベルが上がっていくにつれ、次のようなステップを踏んでいくことにしよう。
 
STEP1:アンコールは最初から「無い」ものと思う。
もしあったら、儲けもの。その日の本番で演奏した中で最も有名な曲をもう一回演奏しよう。
 
STEP2:アンコール曲を決めておく。
「この曲で”一応”最後の曲です。」とMCが言って、暗にアンコール用意を匂わす。
ただし、毎回やると嫌みになるので、気を付けよう。
 
STEP3:アンコール曲を決めておく。
最後の曲の拍手が比較的長ければ、拍手が鳴りやまない内にアンコール風にもう一曲
やってしまう。この場合、ドラムがさりげなくカウントを出してしまうのもスマート。
いわば、お約束アンコール風ラスト曲。
 
STEP4.:アンコール曲を決めておく。
このレベルでは絶対アンコールが来るバンドに育っているので、いったん引っ込んで
から本来の正しいアンコール曲を演奏する。
 
 さらに、STEP3とSTEP4を組み合わせるのも一興である。
 
(*)sth.=something
  sb.=somebody
 
 
 
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更新日時:
2018/08/07

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Last updated: 2018/8/7