: 2008/09/15
私の学生時代でも、この言葉は仲間言葉としては発生しかけていた。しかし、会社内で使われるようになったのは'90年代新卒者入社以後と思われる。私の感覚では「マジかよ」とか、「マジ?」という仲間言葉としてならともかく「マジ」に「ですか」という丁寧語を連結する感覚に違和感を覚えたものだった。
しかし、そんなことにはおかまいなく「マジですか?」は市民権を得た。
本来は「(あなたはほんとうに)マジ(めに言っていま)すか?」の省略だったはずだが、「(あなたの言っていることをほんとうに)マジ(めにとらえてよい)ですか?」に転じた結果だと思う。
前者では「マジスか」(ス=無声音のs)であり、相手の言動を揶揄するスラングっぽいが、後者は「で」が入ったことにより、自分の行為の許諾を請う表現(英語のMay I 〜)になり、社内ビジネス用語として認知されたのである。あくまでも会社の事務所内だけであるが。
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